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2025年10月27日

エコキュート室外機のすべて!置き場所・騒音・トラブル対策を徹底解説

エコキュート室外機のすべて!置き場所・騒音・トラブル対策を徹底解説

エコキュートの室外機(しつがいき)について、「うるさいの?」「水が出ていて故障かな?」「どこに置くのが一番いいの?」と悩んでいませんか?

結論からお伝えすると、エコキュートは室外機が空気の熱を上手に集めることで、安くお湯を沸かすことができる、お家にお風呂のお湯をためるための大切な機械です。室外機は、お湯を作るために空気の熱を取り込むときに「音」が出たり、仕組み上「水」が出たりすることがあります。

たとえば、エアコンの室外機と同じように、エコキュートの室外機も静かに動いていますが、夜中など静かな時間帯に動くと、「ブーン」という音が少し気になることがあります。また、お湯を作る過程で空気中の水分が水になって出てくることもあります。これは故障ではありません。

この記事を最後まで読めば、室外機の仕組みや、近所にご迷惑をかけない正しい設置場所、そして「水漏れ」や「変な音」の正体がわかります。エコキュートの室外機を正しく理解して、安心して長く使うための準備を始めましょう!

エコキュートの仕組みと室外機の役割

エコキュートという名前は聞いたことがあっても、室外機がどんな役割をしているのか、くわしくは知らない人もいるかもしれません。エコキュートの室外機は、お家のお風呂や台所でお湯を使うために、一番肝心な仕事をしています。

エコキュートがお湯を作る流れ(室外機の仕事)

エコキュートは、私たちが普段呼吸している「空気の熱」を使ってお湯を沸かします。この空気の熱を集めるのが、まさにエコキュートの室外機の役割です。この仕組みを「ヒートポンプ(Heat Pump)」と言います。

エコキュートがお湯を作る流れは、とてもシンプルです。

  1. 熱を集める: 室外機が外の空気を取り込み、その中に含まれる「熱」を集めます。たとえ冬の寒い日でも、空気の中には熱が残っています。
  2. 熱を移動させる: 集めた熱を「冷媒(れいばい)」という特別なガスに乗せて運びます。この冷媒をキュッと圧縮すると、熱がギュッと集まって高温になります。
  3. お湯を温める: この高温になった熱を、お湯が入っている貯湯タンク(お湯をためる大きなタンク)の中に持っていき、お湯を温めます。

つまり、エコキュートの室外機は、外の空気の熱を使って、効率よくお湯を沸かすための「ポンプ」のような働きをしているのです。

エコキュートのヒートポンプ式と従来の給湯器との違い

従来のガスや灯油で動く給湯器と、エコキュートの大きな違いは、「何を使って熱を作るか」です。

種類 熱を作る方法 メリット デメリット
エコキュート 空気の熱 電気代が安くすむ、地球環境にやさしい 初期費用が少し高め、お湯をためるタンクが必要
従来の給湯器 ガスや灯油を燃やす お湯をすぐに沸かせる、本体が小さい 燃料代がかかる、燃焼によって二酸化炭素が出る

エコキュートは、お湯を沸かすために、ガスや灯油などの燃料を燃やしません。使っているのは主に電気と、タダで手に入る「空気の熱」なので、光熱費を安くすることができます。これが、多くの人がエコキュートを選ぶ理由の一つです。

エコキュート室外機の「騒音」と「排水」対策

エコキュートの室外機は、空気の熱を集めるためにファン(羽根)を回したり、冷媒を圧縮したりするときにが出ます。また、仕組み上、が出てくることもあります。これらは故障ではないことが多いですが、近所とのトラブルを避けるために、対策を知っておくことがとても役立ちます。

室外機が音を出す理由と「騒音」レベルの目安

室外機から出る音を「騒音」と呼ぶことがあります。音が出る主な理由は次の二つです。

  1. ファンの回る音: 室外機が空気を取り込むときに、大きなファンを回す音です。
  2. 圧縮機(コンプレッサー)の振動音: 冷媒をギュッと圧縮するときに、コンプレッサーという部品が動く「ブーン」という音です。

エコキュートの運転音は、だいたい38〜40デシベル(dB)くらいです。これは「図書館の中」や「夜の静かな住宅地」と同じくらいの音の大きさと言われています。静かですが、夜間など、周りが静まりかえっているときに動くと、音が気になりやすいです。

環境 音の大きさ(dB)の目安
エコキュート運転音 38〜40dB
図書館・深夜の住宅地 40dB
静かなオフィス 50dB
普通の会話 60dB

騒音トラブルを避けるためには、室外機と隣のお家の窓や寝室の間に距離をとるようにしましょう。

室外機からの「排水」の仕組みと対応策

エコキュートの室外機から水が出ているのを見て、「水漏れではないか」「故障ではないか」と心配になる人がいます。しかし、ほとんどの場合、この水は正常な運転によって出る水です。

排水の正体:

  • 冬場: 室外機が外の空気から熱を取り込むとき、熱交換器の表面が冷やされて、空気中の水分(水蒸気)が氷(霜)になります。この霜を溶かすときに、大量の水となって流れ出ます。これを「除霜水」と言います。
  • 夏場: 逆に、室外機が熱を外に逃がすときに、熱交換器の表面が冷やされて、空気中の水分が水滴となってつくことがあります。これはエアコンの室外機から水が出るのと同じ仕組みです。

対応策:

この排水は、そのままにしておくと苔が生えたり、周りの土がぬかるんで泥になったりすることがあります。水が流れる場所に、コンクリートの溝をつけたり、水が流れるように砂利を敷いたりするなど、対策を立てることをおすすめします。

エコキュート室外機を置く場所のルールと注意点

エコキュートの室外機は、どこにでも置けるわけではありません。お湯を効率よく沸かすため、また、近所の人とのトラブルを避けるために、設置場所には守るべきルールがあります。

設置NGな場所と、トラブルを避ける置き方の工夫

室外機を置いてはいけない場所、または避けるべき場所をまとめます。これは効率安全のために気をつけたいことです。

避けるべき場所 理由
窓や寝室の近く 運転音が窓から入ってきて、夜眠るときに気になる騒音の原因になります。
狭くて風通しが悪い場所 空気から熱を集められないため、お湯を沸かす効率が悪くなります。電気代が高くなるかもしれません。
隣のお家の敷地境界線ぎりぎり 騒音や排水が隣のお家に流れ込み、ご迷惑をかけてしまうことがあります。
積雪が多い場所 雪が吹き出し口や吸い込み口をふさいでしまい、故障の原因になります。雪対策が必要です。
塩害がひどい場所 海の近くなど、潮風が当たる場所では、室外機がサビやすくなります。専用の部品やカバーが必要です。

置き方の工夫:

  • 室外機は壁から10センチ以上、吹き出し口の前には60センチ以上スペースを空けて置きます。
  • 運転音が響きにくいよう、しっかりしたコンクリートの土台の上に設置します。

室外機の設置スペースに必要な広さと確認ポイント

室外機を設置するときに、どのくらいの広さが必要なのか、事前に確認しておきましょう。

必要なスペースの目安:

  • 幅: 室外機の大きさにもよりますが、機種によって約80〜90センチ程度です。
  • 奥行き: 室外機本体と、空気を取り込むためのスペース(10〜30センチ程度)が必要です。
  • 高さ: 上下から空気を取り込むため、上には50センチ以上、下には10センチ以上のスペースが必要です。

設置業者さんが来てくれる前に、このスペースがしっかり空いているか、事前に測っておくとスムーズに話が進みます。特に、お湯をためる「貯湯タンク」と室外機を並べて置く場合は、全体で1.5メートル以上の幅が必要になることが多いです。

エコキュートの室外機から出る水漏れや変な音の正体

エコキュートを長く使っていると、「あれ?これって故障かな?」と不安になる現象に気がつくことがあります。しかし、室外機から出る水や音のほとんどは、機械が正常に動いている証拠であることが多いです。

室外機から水が出るのは故障?水漏れの正しい見分け方

前の見出しで説明したとおり、水が出るのは「除霜水」や「結露」である場合がほとんどで、この場合は故障ではありません。では、どんなときに「本物の水漏れ」を疑うべきでしょうか?

水漏れ(故障)の見分け方の表

状況 疑われる原因 対処法
寒い時期の早朝に、大量の水が流れ出ている 正常な除霜水 排水経路を確保すればOK
運転していないのに、常にポタポタ水が垂れている 配管や接続部の故障 業者に点検を依頼する
水だけでなく、オイルのようなものが混ざっている 冷媒が漏れている可能性 すぐに業者に連絡する
タンクや配管のつなぎ目から水が漏れている タンクや配管の破損 業者に修理を依頼する

水が異常に多い、流れ出る水がぬるぬるしているなど、いつもと違う様子があったら、一度専門の業者に相談しましょう。

「変な音」がするときにチェックしたいこと(異音の種類別)

室外機から聞こえる「音」も、種類によって問題があるかどうかがわかります。

音の種類 疑われる原因 危険度
「ブーン」「ジー」という低い音 コンプレッサーの正常な運転音、または振動音 低い(正常の範囲内)
「カタカタ」「ガラガラ」という音 室外機のファンに木の葉やゴミが当たっている 低い(自分で取り除ける場合がある)
「キーン」「キュルキュル」という高い音 部品の劣化や摩擦が起きている 中くらい(業者に点検を依頼)
「ゴンゴン」「ドンドン」という衝撃音 内部の部品に大きな問題が発生している 高い(すぐに運転を止め、業者に連絡)

「カタカタ」という軽い音であれば、周りを見てゴミや落ち葉がないか確認してみましょう。それ以外の変な音が続いたり、運転効率が悪くなったりしたときは、プロの目で確認してもらうのが一番です。

エコキュート室外機のお手入れ方法と長持ちさせるコツ

エコキュートの室外機は、外に置かれているため、雨や風、ゴミやほこりにさらされています。特別な知識はなくても、簡単なお手入れをすることで、機械を長く、効率よく動かし続けることができます。

自分でできる!室外機の簡単なお掃除方法

難しい部品をさわる必要はありません。室外機の性能を落とさずに、長持ちさせるための簡単なお手入れをご紹介します。

  • 周りの片付け: 室外機の周りに、木の葉ゴミ雑草などがたまっていないか確認します。これらが吹き出し口や吸い込み口をふさいでしまうと、熱を集める効率がガクッと落ちます
  • フィン(熱交換器)の掃除: 室外機の側面にある、細かくたくさんの板状になっている部分を「フィン」と呼びます。ここにほこりやゴミがたまると、空気の通りが悪くなります。歯ブラシなどでそっとこすって、ほこりを落としてください。強くこすりすぎないように注意しましょう。
  • 排水経路のチェック: 排水がスムーズに流れているか、が詰まっていないかを確認し、詰まっていたら取り除きます。

お掃除をするときは、安全のために必ずエコキュートの運転を停止させてから行うようにしましょう。

室外機を長持ちさせるための冬場の対策

特に寒さが厳しい地域では、室外機を守るために特別な対策が必要になります。

  • 積雪対策: 雪が多く降る地域では、室外機の周りに雪が積もらないように、架台を使って高めに設置するか、防雪フードを取り付けます。雪でふさがれると、エコキュートが動かなくなってしまうことがあります。
  • 凍結対策: 非常に気温が低くなると、室外機につながる配管の中の水が凍ることがあります。凍結を防ぐために、凍結防止ヒーターを使うか、寒い夜には「追い焚き」機能などを使ってお湯を循環させることで、凍結を防ぐことができる場合があります。

専門の業者に、住んでいる地域の気候に合わせた冬場の対策について相談してみると安心です。

まとめ

エコキュートの室外機は、ただ外に置かれている大きな箱ではありません。空気の熱を集めてお湯を沸かすという、エコキュートの省エネな仕組みを支えている、心臓のような機械です。

  • 室外機は、騒音排水で近隣とのトラブルにならないよう、設置場所をしっかり考えることが大切です。特に、隣のお家の窓や寝室から距離を置くように心がけましょう。
  • 室外機から水が出ているのは、ほとんどの場合、正常な除霜水結露です。異常な水漏れとの見分け方を覚えておきましょう。
  • 簡単なお掃除で、室外機周りのゴミを取り除き、空気の通りを良くすることで、効率を保ち長く使い続けることができます。

もし、室外機からいつもと違う大きな音がしたり、お湯が十分沸かせなくなったりしたときは、すぐに専門の業者に相談してください。この記事で、エコキュートの室外機についてしっかりと理解し、安心して快適な生活を送るための助けになれば嬉しいです。

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