2025年3月27日
パナソニック製エコキュートは省エネ大賞受賞歴あり! 効率性と快適性を両立する特徴を解説!

省エネというキーワードに関わる取り組みは地球規模での環境保全に直結することから、もはや人類共通の課題の一つといって過言ではないでしょう。
そんな省エネを実現するための取り組みを行う製品・ビジネスモデル・事業者を表彰する制度に「省エネ大賞」があります。
経済産業省の後援により一般財団法人省エネルギーセンターが主催するもので、歴代の受賞対象のなかには高効率給湯器の「エコキュート」も名を連ねています。
そのうち2020年度の省エネ大賞において、製品・ビジネスモデル部門で省エネルギーセンター会長賞を受賞したのが「パナソニック」のエコキュートです。
日本を代表する大手電機メーカーの一社で、長い歴史に裏打ちされたものづくりへの真摯な取り組みが結実したものといえるでしょう。
本記事ではそんなパナソニック製エコキュートにフォーカスし、その特徴を解説します。
そもそも「エコキュート」とは?
最初に、エコキュートとはそもそもどのような給湯器であるのかについておさらいしておきましょう。
エコキュートは電気をエネルギー源として稼働し、熱交換装置である「ヒートポンプ」の作用で空気中から集めた熱の温度を上昇させてお湯を得る仕組みの給湯器です。
2001年に世界で初めてコロナからリリースされ、以降はパナソニックを含む各メーカーからさまざまな機種がラインナップされています。
ヒートポンプが空気中の熱を集めるという点にはもう少し詳しい説明が必要で、この働きを担うのは内部を循環する「冷媒」と呼ばれる気体です。
エコキュートは冷媒に環境配慮型の二酸化炭素を使用している点に特徴があり、気体は圧縮すると温度が上昇するという性質を巧みに利用しています。
つまり空気中の熱で冷媒を温め、これを加圧することで90℃程度にまで温度を上げ、その熱を水に移していくことで最終的に60℃~90℃程度のお湯を得ることができます。
冷媒は膨張弁を通して逆に開放すると今度は温度が下がることから、再び空気中の熱を吸収しては圧縮・温度上昇のサイクルを繰り返します。
こうしてヒートポンプでつくったお湯は「貯湯タンク」にためられ、各所で設定した温度になるよう適宜水で割りながら給湯していくこともエコキュートの特徴的な運用法の一つです。
ヒートポンプが稼働するのは夜間の電気代が安い時間帯を前提に設計されており、元々は電気使用量が大幅に少なくなる夜間帯の電力需要を創出する意味も兼ねて開発されたといいます。
このような構造からエコキュートはすぐれたランニングコスト性能を誇り、少ないエネルギーで効率よくお湯をつくりつつ環境にも家計にもやさしい給湯器として仕上がっています。
パナソニック製エコキュートが持つ特徴とは?
それでは、次にパナソニック製エコキュートの持つ特徴にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。
概要としてはAIを用いた高度な情報管理にすぐれており、自動的に最大効率化を図ってエネルギーロスを極力抑える設計思想を見て取ることができるでしょう。
そうした効率性はユーザーにとっての使用感をより快適にするためにフィードバックされており、実用性と利便性を兼ね備えた高性能モデルといえる仕上がりです。
以下、パナソニック製エコキュートの持つ代表的な6つの特徴を挙げました。
シャワーの自動省エネ・節水機能
パナソニック製エコキュートを特徴付ける機能の一つに、シャワーの際に自動で温度と湯量を調節し省エネと節水を実現するというものがあります。
これは「リズムeシャワープラス」と呼ばれる機能で、一定のリズムでシャワーのお湯の量と温度を変動させることによって熱エネルギーと水の消費量を抑えるのが仕組みの概要です。
シャワーは仮に出しっぱなしの状態にするとした場合、実際には浴びていない時間も少なくないことからロスが生じることを避けられません。しかしそこでリズムeシャワープラスの機能を用いることで流量と温度を抑えるタイミングを発生させ、節水効果では約10%、省エネ効果では約20%の削減を可能としました。
いわばシャワーの自動変調機能とたとえることができ、一定のリズムで流量の少ない時間帯をはさんで通常タイプで消費するお湯を90%程度に抑える工夫と理解できます。
シャワーは使用頻度が高いものと考えられることから積み重ねると大きなエネルギーとなり、こうした地道な省エネへの取り組みを自動的に行えるのがパナソニック製エコキュートの魅力の一つです。
AIによる省エネコントロール
パナソニックではAIの高度利用を推進しており、あらゆる家電製品に「エコナビ」という機能を搭載している点にも特徴があります。
センサーが自動的に部屋の状態や人の動きを捉えて最適なエネルギー消費量を調整する機能で、エアコン・冷蔵庫・洗濯機、そしてもちろんエコキュートにも備えられています。
わかりやすくエアコンの機能でたとえると、人がいない室内やあまり位置することのない部屋の隅などを全力で冷やしても、エネルギーの無駄遣いになってしまいます。
そこでセンサーが人の存在を感知して最適に空調することで、効率的な運用が可能となります。
エコキュートでは最上位モデルの「フルオートタイプ」にこのエコナビが搭載されており、浴室に人が入ったことを自動的に検知してお湯を設定温度まで加熱します。
また、AIがお湯の冷め方のパターンを自己学習することで、浴室に誰もいない時は湯温チェックを中止してエネルギーロスを抑えることも可能です。
このような機能によってお風呂の保温については同社内調査で最大約35%もの省エネを実現します。
裏を返せばいかに無駄なエネルギー消費があるかということでもあり、正確無比なAIの利点を存分に生かした機能といえるでしょう。
細やかな湯温の設定
各世帯では複数人が代わる代わる入浴するパターンが少なくないと考えられますが、家族とはいえ個人によってお湯の温度の好みや入浴にかける時間はまちまちでしょう。
そのためパナソニック製エコキュートでは何℃のお湯にどれくらいの間入浴するかという点に着目し、温度帯とその持続時間を設定できる「温浴セレクト」という機能をフルオートタイプに搭載しています。
温度帯には「あつめ」「ふつう」「ぬるめ」の3つの選択肢があり、好みのものを選択して入浴時間を事前に設定することが可能です。
浴室に人が入るとセンサーが自動で検知し、リモコンにタイマー設定の画面を表示します。そこで決定スイッチを押して設定した時間を迎えるとアラームで知らせてくれるというものです。
これにより好みの湯温で任意の時間お湯に浸かることができ、より快適なバスタイムを実現します。
残熱の効率利用
パナソニック製エコキュートではエネルギーロスの削減に留まらず、発生させた熱の有効利用にも力を入れています。
そのうちの一つがお風呂の残りが持つ熱を無駄にせず、夜間の沸き上げのためにそのエネルギーを利用する「ぬくもりチャージ」という機能が挙げられます。
エコキュートの貯湯タンク内部は一律で同じ温度のお湯で満たされているわけではなく、上層部は高温、下層部は給水されたばかりの低温水のゆるやかな層状の温度帯をなしています。
そこでお風呂の残り湯の熱エネルギーを貯湯タンク内の低温水に移し、沸き上げのために必要なエネルギーを節約することを可能としました。
これもフルオートタイプのみに搭載された機能ですが、ロスを極力抑える設計思想をよく体現しているといえるでしょう。
強力な耐震性
屋外に設置されることの多い貯湯タンクユニットは大がかりな装置であり、万が一の地震時などに倒壊しないような措置が必要です。
一般的なエコキュートの貯湯タンクを支える脚は3本であることがポピュラーですが、パナソニックではこれを4本とすることによって強力な耐震性能を獲得しました。
同社の調査では3本脚に比べて4本脚タイプはおよそ1.3倍の強度を誇ることから、より安心して使用することができるといえるでしょう。
浴そう栓の閉め忘れ防止機能
高性能な機器の数々にあふれる現代社会ですが、使用するのが人間である以上ついうっかりといったミスは不可避といっても過言ではありません。
たとえばせっかく浴槽にお湯を張っているのに栓を閉め忘れて一向にお湯がたまらない、といった失敗をした経験もあるのではないでしょうか。
パナソニック製エコキュートではこうした浴そう栓の閉め忘れを検知して台所リモコンでエラーを知らせる「うっかりアシスト」の機能を搭載しています。
こちらもフルオートタイプのみですが、「ついうっかり」でお湯を無駄にしてしまう事態を頼もしくモニターしてくれます。
パナソニック製エコキュートのタンク容量とモデルの対応表
最後にパナソニック製エコキュートのタンク容量ラインナップと、それぞれに対応するモデルのシリーズ名を一覧表で確認しましょう。
タンクは大きく分けて「角型」と「薄型」があり、容量は全部で5種類と充実しています。
ただし370Lと460Lの一般的なサイズがボリュームゾーンであり、その他は角型に限り1モデルずつのみの展開です。
機種を選択する際には、使用する世帯人数やお湯の想定使用量を総合的に勘案して決めましょう。
タンク容量(使用人数目安)/タンクタイプ | 195L(2~4人) | 300L(2~4人) | 370L(3~5人) | 460L(4~7人) | 560L(5~8人) |
---|---|---|---|---|---|
角型 シリーズ |
V | C | JP・FP・J・N・F・DS・NF・L | JP・FP・J・N・F・DS・NF・L | B |
薄型 シリーズ |
– | – | W・H | W・H | – |
まとめ
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。
この記事ではパナソニック製エコキュートの特徴について、その徹底した省エネ効率追求の設計思想を踏まえて解説しました。
パナソニックのモデルではただでさえ高い省エネ性能を持つエコキュートの特性をさらに追求し、無駄を省くこととさらなる無駄を出さないこと、そして発生させたエネルギーを有効に再利用する技術に強みがあるといえるでしょう。
関西を本拠地として全国に展開する「エコホーテ」は、エコキュートや太陽光発電、または蓄電池などの住宅設備を扱う専門店です。
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