2025年12月22日
エコキュート買い替えの最適な時期と費用相場!後悔しない選び方

エコキュートの買い替えを考える最適な時期は、一般的に使用開始から10年〜15年が目安です。この時期を過ぎると急に故障のリスクが高まるため、早めの検討が良いでしょう。買い替えにかかる費用は、本体代と工事費を合わせると30万円〜60万円が一般的な相場です。
エコキュートは、熱を作るヒートポンプユニットや、お湯をためる貯湯タンクなど、いくつかの機器で構成されています。特にヒートポンプは、毎日休まず稼働する部分であり、10年を超えると部品の劣化は避けられません。大きな故障で急にお湯が使えなくなる事態を避けるためにも、寿命が近づいたら準備を進めることが求められます。
例えば、現在10年使っている機種を最新のエコキュートに買い替えることで、省エネ性能が向上し、年間数千円から1万円以上の電気代節約につながる場合があります。これは、単に故障を防ぐだけでなく、将来の光熱費を抑えるための投資とも言えるからです。
この記事では、エコキュートを買い替えるべき時期のサインや、費用の内訳、そして最新機種を選ぶメリットまでを、わかりやすく説明します。この情報をもとに、後悔のないエコキュート買い替えを実現しましょう。
エコキュートを買い替えるべき時期と寿命の目安
エコキュートは長期間使える電化製品ですが、暮らしの快適さを保つためにも、寿命の目安を知り、故障する前に買い替えを検討することが大切です。
寿命の目安は「10年〜15年」と知っておこう
エコキュートは、「ヒートポンプユニット」と「貯湯タンクユニット」の2つの大きな部分でできています。それぞれの部品に寿命の目安があります。
| 部品名 | 寿命の目安 | 故障時の影響 |
|---|---|---|
| ヒートポンプユニット | 10年〜15年 | お湯を作れなくなる |
| 貯湯タンクユニット | 15年〜20年 | 水漏れや湯温が不安定になる |
多くのメーカーが、故障した時の部品を置いておく期間を10年程度としています。そのため、使い始めてから10年を過ぎたあたりから、いざ故障した時に修理の部品がなく、結果的に買い替えになる可能性が高まります。
ヒートポンプユニットの寿命である10年〜15年を目安に買い替えを考えると、急にお湯が使えなくなるという困った事態を避けられます。
故障のサインを見逃さないためのチェック方法
寿命が近づくと、エコキュートから「そろそろ限界です」というサインが出ることがあります。これらのサインは、買い替えを検討する良いきっかけになります。
- お湯の出が悪い、ぬるい:
設定した温度のお湯が出なかったり、急に湯温が変わったりするのは、ヒートポンプや内部の部品の調子が悪いのが原因かもしれません。 - 変な音、変なにおい:
ヒートポンプから「ガラガラ」「ブーン」といった、普段聞こえない大きな音や、焦げたようなにおいがするときは、内部のファンや熱を作る部分が故障しているサインです。 - リモコンにエラー表示:
エラーコードが何度も出て、電源を入れ直してもすぐにまた表示される場合、部品が限界に来ている可能性があります。 - 水漏れ:
貯湯タンクの下や配管から水が漏れているときは、古くなった部品やタンク本体が劣化しているかもしれません。水漏れは家の土台にも影響が出る場合があるため、すぐに専門業者に相談することが求められます。
エコキュートの買い替えにかかる費用の相場と内訳
エコキュートの買い替えは、本体の代金だけでなく、古い機器の処分や設置工事など、いくつかの費用がかさみます。一般的な費用の相場を知っておきましょう。
本体価格と工事費用の一般的な相場
エコキュートの買い替え費用のすべてを合わせると、30万円から60万円の範囲に収まることが多いです。
この総額は、主に「本体価格」と「工事費用」の2つでできています。
- 本体価格(20万円〜40万円):
選ぶメーカーや、お湯をためるタンクの容量(370Lか460Lか)、機能(すべて自動か給湯専用か)によって、価格が大きく変わります。 - 工事費用(10万円〜20万円):
古いエコキュートや電気温水器の撤去と処分、新しい機種の設置、配管をつなぐ工事、電気の配線工事、最後にきちんと動くかの確認作業などが含まれます。
費用が高くなる追加工事が必要なケース
標準的な工事費用で終わらず、費用が高くなるケースもあります。
- 設置場所の変更:
これまでと違う場所に設置する場合、地面を固める基礎工事や、長い配管をつなぐ工事、追加の電気配線工事が必要となり、費用が高くなります。 - 運ぶ道のりの困難さ:
温水器本体を運ぶときに、階段しか使えない、通路が狭いなどで、作業をする人の手間が増える場合や、クレーンを使って吊り上げる作業が必要な場合、費用が上乗せされます。 - 容量のアップ:
小さなタンク(300Lなど)から大きなタンク(460Lなど)へ容量を増やす場合、本体価格が高くなるだけでなく、設置場所の広さを確保したり、基礎をやり直したりする必要がある場合があります。
古い機種を買い替えるメリット!最新の省エネ性能
エコキュートの寿命がまだ来ていなくても、古い機種を使い続けていると、無駄な電気代を払い続けている可能性があります。最新機種への買い替えには、費用を払う価値のあるメリットがあります。
APFの向上で電気代がどれだけ安くなるか
エコキュートの省エネ性能がどれくらいかを測る指標に、「APF(年間給湯保温効率)」というものがあります。このAPFの数値が高いほど、電気代の節約につながります。
- 古い機種との比較:
10年以上前の機種に比べて、最新機種は熱を作るヒートポンプの技術が進んでいるため、同じ量のお湯を沸かすのに使う電気の量が少なくて済みます。 - 節約効果:
APFの向上のおかげで、古い機種から新しい機種に買い替えるだけで、年間で数千円から1万円以上の電気代削減が見込めます。これは、長い期間で見ると家計にやさしい大きなメリットです。
便利な機能の進化と快適性の向上
古い機種にはなかった、暮らしを便利で快適にする機能が搭載されている点も買い替えの大きな魅力です。
- スマートフォン連携機能:
外出先からスマートフォンでお風呂のお湯はりをしたり、タンクに残っているお湯の量をチェックしたりできます。家に帰る時間に合わせてお湯を沸かすように調整できるため、無駄な沸き上げを減らし、さらに節約につながります。 - AI学習機能の強化:
家族がお湯を使うパターンをより細かく賢く覚えて、必要な量だけを効率よく深夜に沸かしてくれます。「お湯切れの心配」と「沸かしすぎによる電気の無駄」の両方を減らす役割を果たします。 - 配管自動洗浄機能:
浴槽の栓を抜くと、お湯の通り道(配管)を自動できれいにしてくれる機能です。お風呂を清潔に保ち、日々の掃除の手間を減らしてくれます。
失敗しないエコキュートの選び方とタンク容量
買い替えの際、現在の家族構成や普段のお湯の使い方に合わない機種を選んでしまうと、「湯切れ」や「沸かしすぎによる無駄」の原因となります。適切なタンク容量と機種を選びましょう。
家族の人数に合ったタンク容量の目安
タンクの容量は、一日のうちで使うお湯の量をまかなえるサイズを選ぶことが大切です。大きすぎると沸かしすぎの無駄が生じ、小さすぎると湯切れを起こしてしまいます。
| 家族の人数 | タンク容量の目安 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 1〜2人 | 300L程度 | シャワー、キッチン |
| 3〜5人 | 370L程度 | 一般的なご家庭で標準 |
| 5人〜7人 | 460L程度 | お湯をよく使う、入浴時間がバラバラ |
| 7人以上 | 550L程度 | 二世帯や大人数 |
もし迷う場合は、少し大きめの容量を選ぶ方が、湯切れを起こして割高な昼間電力で沸き増しをするリスクを避けられます。
設置場所のサイズに合わせた機種の選び方
エコキュートのタンクには、主に「標準型」「薄型」「角型」などの種類があります。
- 標準型(角型):
最も一般的な形です。効率が良く、価格も抑えられますが、設置にはある程度のスペースが必要です。 - 薄型:
奥行きが薄く作られているため、通路や狭い場所に設置したい場合に適しています。ただし、容量に対して価格がやや高くなる傾向があります。 - コンパクト型:
容量が300Lなど、少人数家族向けで、設置場所が限られているマンションやアパートに適しています。
買い替えの際は、まず現在の設置場所に、どのタイプが無理なく収まるかを測っておきましょう。
買い替えの依頼先はどこが良い?業者選びのポイント
エコキュートの買い替え工事は、専門的な知識と技術が必要です。どこに依頼するかで、費用や工事の質、その後の保証が変わってきます。
専門業者に頼む安心感と理由
エコキュートの買い替えを依頼する場合、給湯器の専門業者に頼むことをおすすめします。
- 高い専門性:
専門業者は、エコキュートや給湯器の工事をいつも行っているため、配管や電気配線に関する知識や技術レベルが高いです。 - 適切なアドバイス:
家族構成やお湯の使い方を伝えると、タンク容量や機能の最適な提案をもらえます。 - 保証の充実:
本体の保証だけでなく、工事の保証もセットになっていることが多く、万が一のトラブルの際も安心して対応してもらえます。
家電量販店やホームセンターでも依頼はできますが、実際の工事は下請け業者が行うため、専門性が分散してしまうことがあります。
悪質な業者を避けるための確認点
残念ながら、給湯器の買い替えには、費用を水増ししたりする悪質な業者も存在します。被害に遭わないために、以下の点を確認しましょう。
- 見積もりの詳細:
「本体一式」「工事一式」などと大雑把な書き方でなく、「本体価格」「設置費用」「古い機器の撤去処分費」「追加工事費」などが細かく書かれているか確認しましょう。 - 追加工事の有無:
工事後に予想外に高い追加費用を請求されないよう、追加工事が必要になる場合の条件や、費用の最大額を契約前に業者に尋ねておきましょう。 - 資格の保有:
エコキュートの設置には、電気工事士などの資格が必要です。業者が適切な資格を持っているか、ホームページなどで確認できるとより安心です。
買い替え費用を抑える方法(補助金・見積もり比較)
高額になりがちなエコキュートの買い替え費用を賢く抑える方法があります。少しの手間をかけるだけで、大きな節約につながる可能性があります。
国の補助金や自治体の制度を調べる方法
エコキュートは省エネ性能が高い機器であるため、国や自治体が普及を広げるために補助金を出すことがあります。
- 給湯省エネ事業など:
特に高性能なエコキュートを導入する場合に、国から補助金が出る制度が過去に実施されています。年度によって制度の内容が変わるため、経済産業省や環境省のホームページで最新情報を確認しましょう。 - 自治体独自の補助金:
お住まいの地域によっては、独自の省エネ機器導入補助金制度を設けている場合があります。自治体の役所のホームページや窓口で尋ねてみましょう。
補助金が使える期間が決まっているため、買い替えのタイミングと制度の期間が合うか確認することが、費用を抑えるチャンスを掴むカギとなります。
見積もり比較でお得な業者を見つけるコツ
費用を抑える最も確実な方法は、複数の業者から見積もりを取ることです。
| 比較するべき項目 | チェックポイント |
|---|---|
| 本体価格 | メーカーや型番が同じでも業者によって価格が異なります。 |
| 工事費用 | 業者によって工事内容や費用に差が出やすい部分です。 |
| 撤去処分費 | 古い温水器の処分費が総額に含まれているかを確認しましょう。 |
| 保証期間 | 本体保証、工事保証がそれぞれ何年間ついているかを比べましょう。 |
少なくとも3社以上の業者に見積もりを依頼し、単に「総額が安い」だけでなく、「工事内容や保証がしっかりしているか」を比較することが、最終的に満足度の高い買い替えにつながります。
まとめ
エコキュートの買い替えは、使用開始から10年〜15年が目安です。この時期を過ぎると故障のリスクが急に高まり、修理費用が高額になる場合もあります。
- 費用相場: 買い替えにかかる費用は、30万円〜60万円が一般的です。費用を抑えるためにも、故障する前に複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが肝心です。
- 買い替えのメリット: 最新機種はAPFが高く、電気代の節約につながります。また、便利なAI学習機能やスマートフォン連携機能により、暮らしがより快適になります。
- 依頼先: 信頼できる給湯器の専門業者を選び、本体価格、工事費用、保証内容をしっかり確認することが、後悔しない買い替えを実現する鍵となります。
この記事で得た知識をもとに、最適な時期と方法で、エコキュートの買い替えを進めましょう。








