2026年1月27日
エコキュート交換費用は補助金で安くなる!相場と失敗しない業者の選び方

「見積もりを見たら50万円を超えていて驚いた」
「補助金が出ると聞いたけれど、自分も使えるの?」
急な故障や買い替え検討で、費用の高さに頭を抱えている方は多いはずです。結論から言うと、エコキュートの交換は国の「補助金制度」を賢く使うことで、実質負担額を大幅に減らすことができます。
現在の交換費用の相場は「40万円〜60万円」ですが、ここから補助金として8万円〜最大13万円程度(※機種や年度による)が戻ってくる可能性があります。これを知らずに契約してしまうと、10万円近く損をする計算になります。
この記事では、誰でもわかる「最新の費用相場」と「補助金の仕組み」、そして「メーカーごとの価格と特徴」を詳しく解説します。適正価格で賢く交換するために、まずはこの情報を持ち帰ってください。
エコキュート交換の相場は「40万〜60万円」が目安
まずは、補助金を引く前の「定価(支払い総額)」を知っておきましょう。
チラシやネット広告では「本体価格 70%OFF」などの大きな数字が踊っていますが、実際にお店に払う金額は、本体と工事費を合わせて40万円から60万円の間に収まることがほとんどです。
これより極端に安い場合は、必要な部品代が含まれていない可能性がありますし、逆に高すぎる場合は、相場以上の利益を乗せられている可能性があります。
【一覧表】タンク容量別の工事費込み価格
家族の人数によって必要なタンクの大きさ(リットル)が変わります。サイズが大きくなれば、当然値段も上がります。一般的な「フルオートタイプ(追い焚き機能付き)」での相場をまとめました。
| タンク容量 | 家族の人数 | 工事費込みの相場 |
|---|---|---|
| 370リットル | 3人〜4人 | 38万円〜50万円 |
| 460リットル | 4人〜5人 | 43万円〜55万円 |
| 550リットル | 6人以上 | 50万円〜65万円 |
最も選ばれているのは、4人家族でも余裕がある460リットルタイプです。お湯切れの心配をしたくない方は、少し大きめを選ぶのが主流です。
フルオートと給湯専用で10万円違う
値段を決めるもう一つの要素が「機能」です。
- フルオート(一般的): ボタン一つでお湯はり、追い焚き、保温ができるタイプ。
- 給湯専用(シンプル): 蛇口をひねってお湯を出すだけのタイプ。追い焚きはできません。
もし、「お風呂の追い焚き機能なんて使わない」「シャワーだけで十分」という家庭なら、給湯専用タイプを選ぶことで、フルオートよりも10万円近く安く抑えることができます。
しかし、現在追い焚き付きの給湯器を使っている場合は、配管の関係上、同じフルオートタイプへの交換が基本となります。
【最新】交換費用を安くする「補助金」の話
ここが今回の記事の最大のポイントです。
国は現在、省エネ性能の高い給湯器(エコキュートなど)への買い替えを強力に後押ししており、「給湯省エネ事業」などの補助金制度を実施しています。
これを使うと使わないとでは、最終的な出費が大きく変わります。
国からの支援「給湯省エネ事業」とは
簡単に言うと、「古い給湯器から、電気代が安くなる最新のエコキュートに買い換えたら、国がお金の一部を負担しますよ」という制度です。
これは抽選ではありません。条件を満たした対象機種を購入し、予算がなくなる前に申請すれば、誰でも受け取れる可能性が高いものです。
いくら戻ってくる?(基本額と加算額)
もらえる金額(補助額)は、選ぶ機種の性能によって決まります。
※年度によって金額や条件は変動しますが、大まかな目安は以下の通りです。
- 基本額: 8万円
(省エネ基準を満たしたエコキュートなら、これだけで8万円がもらえます) - 性能加算額: +2万円〜5万円
(さらに効率が良い機種や、インターネットに繋がる機能がある機種を選ぶとプラスされます) - 撤去加算額: +数万円
(電気温水器や蓄熱暖房機などの「電気をたくさん食う古い機械」を撤去する場合、さらにプラスされます)
つまり、条件が揃えば最大で13万円〜15万円近くの補助金を受け取れるケースもあるのです。40万円の工事で10万円戻ってくれば、実質30万円で新品に交換できる計算になります。
申請は「業者経由」なので事前の確認が必要
ここで一つだけ注意点があります。この補助金は、皆さんが自分で役所に行って申請するものではありません。
「工事を行う業者(登録事業者)」が代わりに申請するルールになっています。
そのため、以下の点に注意してください。
- 契約しようとしている業者が、補助金の「登録事業者」であるか。
- 選んだエコキュートが、補助金の「対象機種」であるか。
これを契約前に必ず確認してください。「うちは面倒だから申請やってないよ」という業者や、ネットの激安店では対応していないことがあります。
見積もりを取る時に「補助金を使いたいのですが、対応していますか?」と聞くのが、失敗しないための第一歩です。
見積もりの「追加工事費」で揉めないための知識
「最初は安い見積もりだったのに、工事が終わったら追加料金を請求された」
リフォーム業界で最も多いトラブルの一つがこれです。
なぜ金額が変わるのでしょうか。それは「標準工事」に含まれていない作業が発生したからです。悪質な業者に騙されないためにも、どこからが追加費用になるのか、線引きを知っておく必要があります。
標準工事に含まれるもの・含まれないもの
通常、見積もりに書かれている「工事費込み」とは、以下の「標準工事」を指します。
- 既存給湯器の撤去
- 新しいエコキュートの設置
- 配管・電気配線の接続(今の配管をそのまま使う場合)
- リモコンの交換
- 試運転
これに対し、以下のようなケースは「追加工事」となり、別途費用(数千円〜数万円)がかかることが一般的です。
- 基礎工事のやり直し: コンクリートの土台が割れていて、補強が必要な場合。
- 配管の延長・交換: 劣化が激しく、新しいパイプを引き直す場合。
- 特殊運搬: 狭い通路を通るためにフェンスを外したり、3階まで手作業で上げたりする場合。
- 浴槽の穴あけ: 給湯専用からフルオート(追い焚き付き)に変更する場合。
悪質業者がよくやる「当日追加請求」の手口
ここで気をつけたいのが、現地調査をせずに契約を迫る業者です。
電話やメールだけで「全部で40万円でやります!」と言い切り、工事当日になって「現場を見たら配管が古いので、追加で5万円かかります」と言い出す手口です。もう古い給湯器を外した後だと、断りたくても断れません。
これを防ぐためには、「契約前に必ず家に来てもらってチェックを受ける(現地調査)」ことと、見積書に「これ以上の追加請求はない」と明記してもらうことが有効です。
メーカー別・エコキュートの価格と特徴
「どこのメーカーが良いの?」と迷う方も多いでしょう。
基本的なお湯を作る性能に大きな差はありませんが、プラスアルファの機能や価格帯に特徴があります。代表的な3社を簡単に比較します。
パナソニック(シェアNo.1で機能充実)
業界トップクラスのシェアを誇ります。
- 特徴: センサーで人を感知して保温する「エコナビ」や、太陽光発電の電気でお湯を沸かす機能など、省エネ機能が充実しています。
- 価格: 標準的ですが、機能が多い分、少し高めのモデルも人気です。
- おすすめな人: 省エネ性能や、便利な最新機能にこだわりたい人。
三菱電機(マイクロバブルが人気)
こちらも非常に人気があるメーカーです。
- 特徴: 「ホットあわー」という微細な泡(マイクロバブル)で体を温める機能や、「キラリユキープ」というお湯の菌を抑制して臭いを防ぐ機能が評判です。
- 価格: パナソニックと同じくらいの価格帯です。
- おすすめな人: お風呂の清潔さや、快適な入浴時間を重視する人。
ダイキン(水圧が強く入浴剤も使える)
空調機(エアコン)の世界No.1メーカーで、ヒートポンプ技術に定評があります。
- 特徴: 故障が少なく丈夫だと言われています。また、他社では使えないような「入浴剤」が使えるパワフルなモデルや、シャワーの水圧が強いモデルが人気です。
- 価格: 比較的リーズナブルで、コスパが良い機種が多いです。
- おすすめな人: シンプルで頑丈なものが良い人、シャワーの勢いが欲しい人、入浴剤を使いたい人。
どこに頼むのが正解?3つの依頼先を徹底比較
最後に、購入先ごとのメリット・デメリットを整理します。「価格」をとるか「安心」をとるかで選びましょう。
| 依頼先 | 価格 | 安心・対応 | おすすめな人 |
|---|---|---|---|
| ネット通販専門店 | ◎ (最安値) |
△ (業者による) |
とにかく安く済ませたい。 自分で評判を調べられる人。 |
| 家電量販店 | △ (割高) |
◯ (対面で安心) |
ポイントを貯めたい。 お店で相談したい人。 |
| 地域のリフォーム店 | ◯ (標準) |
◎ (早い) |
何かあった時にすぐ来てほしい。 長い付き合いをしたい人。 |
最近はネット専門店でも、施工実績が豊富で「10年保証」をしっかりつけている優良業者が増えています。まずはネットで相場を調べつつ、地元の業者とも比較してみるのが賢い方法です。
まとめ:補助金と信頼できる業者選びで損をしない交換を
エコキュートの交換は大きな出費ですが、知識があれば数万円、あるいは十数万円単位で得をすることができます。
- 相場を知る: 工事費込みで「40万円〜60万円」が目安。
- 補助金を使う: 「給湯省エネ事業」などで8万円〜13万円が戻ってくるチャンス。
- 見積もりを確認: 「標準工事」以外の追加費用がないか、事前の現地調査で確定させる。
- 自分に合うものを: 機能重視ならパナソニックや三菱、水圧ならダイキン。
一番の失敗は、焦って1社だけで決めてしまうことです。
まずは3社ほどから見積もりを取り、「補助金の申請に対応していますか?」と聞いてみてください。その時の対応が親切な業者は、きっと工事も丁寧です。
制度を賢く利用して、お得に新しいエコキュートへ交換しましょう。








