2026年8月24日
コロナのエコキュートでエラーH16が出たときの正しい対処法
コロナのエコキュートにエラーH16が出た場合は、給水ポンプの故障として点検を頼みます。リモコン操作やフィルター掃除だけで直す表示ではありません。
まずH16の画面と、CHPから始まる型式を写真に残してください。水漏れや異音、焦げたようなにおいがある場合は、運転を続けず販売店かコロナへ連絡します。
エラーを解除して表示が一度消えても、給水ポンプが直ったとは判断できません。使ってから10年以上たっている場合は、修理の見積もりと本体交換の費用を比べます。
コロナのエコキュートに出るH16とは
H16は、コロナ公式のエラー一覧で「給水ポンプの故障」と案内されています。利用者による調整ではなく、点検または修理が必要な表示です。
給水ポンプは、エコキュートがお湯を沸かす動きに関わる部品です。正常に動かないと、夜間の沸き上げが進まず、朝になっても残湯表示が増えない場合があります。
H16が出たときに起こりやすい症状は次のとおりです。
- 沸き上げ運転が始まらない
- 沸き増しを押してもお湯が増えない
- 朝になっても残湯表示が少ない
- タンクに残った分を使うと湯切れする
- エラーを消してもH16が再び出る
症状は機種や故障の状態で変わります。H16が出ていても蛇口からお湯が出る場合は、タンク内に前日のお湯が残っていることがあります。
お湯が出る状態でも、正常に沸き上げられるとは限りません。家族4人分のお湯が残っていると思い込み、浴槽へのお湯はりを始めると、途中で湯切れするおそれがあります。
H16は給水ポンプの故障を示す
H16は、寒波による凍結を待てば戻るコードとして案内されていません。
たとえば、H15はファンモーターの故障のほか、雪や氷によるロックでも表示されます。取扱説明書に沿って解除し、再び出た場合に修理へ進むコードです。
一方、H16の処置欄には、最初から販売店かコロナサービスセンターへの連絡が書かれています。H15と同じ感覚で半日待ち続けても、給水ポンプの故障は解消しません。
見積もりの前に本体のカバーを外し、ポンプを確認するのも避けてください。エコキュートには200Vの電源が使われており、内部には電気部品や高温のお湯があります。
H16とE16は原因が異なる
H16とE16は、数字が同じでも別のエラーです。
| コード | コロナ公式の内容 | 最初の対応 |
|---|---|---|
| H15 | ファンモーターの故障、積雪や凍結による停止 | 雪や凍結を確認し、再表示なら修理 |
| H16 | 給水ポンプの故障 | 販売店かコロナへ点検を頼む |
| E16 | お湯はり時の高温異常を検知 | 点検または修理を頼む |
E16は、浴槽へのお湯はりに関わる高温異常です。断水、止水栓、配管の凍結が関係する場合もありますが、確認後も表示が出るなら点検へ進みます。
修理を頼むときは「16が出た」とだけ伝えず、先頭がHかEかを確認してください。スマートフォンで画面を撮影すれば、読み間違いを防げます。
H16が出たときに最初に行うこと
H16が出たら、エラー画面の保存、本体の状態確認、型式の確認という順で進めます。電源操作より先に記録を残してください。
エラーを消してから販売店へ電話すると、正確なコードを思い出せないことがあります。「H15だったかH16だったか分からない」という状態では、訪問前に必要な部品を絞りにくくなります。
確認する内容は次のとおりです。
- H16の表示を写真に残す
- コードが出た時刻を控える
- 蛇口からお湯が出るか確認する
- 残湯表示の目盛りを撮影する
- 貯湯タンク周辺の水漏れを見る
- 室外機から異音が出ていないか聞く
夜間にH16が出た場合、朝の残湯量が少なくなる可能性があります。修理の予定が決まるまでは、浴槽へのお湯はりや長いシャワーを控え、残っている量を確認してください。
エラーコードと型式を写真に残す
型式は、リモコンの名称ではなく、CHPから始まるシステム型式を確認します。
コロナの取扱説明書検索でも、RMPから始まるリモコン名称では検索できません。CHPから始まる型式を入力する必要があります。
型式は、貯湯タンクの側面に貼られた銘板などで確認できます。雨や汚れで読みにくいときは、少し離れて全体を撮り、続けて文字へ近づいて撮影します。
修理の連絡前に、次の情報をそろえてください。
- CHPから始まる型式
- エラーコードH16
- 購入または設置した年
- お湯が出るか
- 水漏れや異音があるか
- エラーを解除した回数
- 保証書の有無
H16の画面と型式の写真があれば、販売店へ同じ情報を何度も説明せずに済みます。
水漏れや異音がある場合は使用を止める
水漏れや普段と違う音がある場合は、残っているお湯の使用より安全確認を優先します。
貯湯タンクの配管から水が流れ続ける、室外機から金属が当たる音がする、焦げたようなにおいがするといった場合は、販売店かコロナへ症状を伝えてください。
ただし、室外機の下がぬれているだけでは故障と断定できません。運転時の結露や霜取りで水が出る場合もあります。
水が出ている場所を、次のように分けて確認します。
- 室外機の底だけがぬれている
- 貯湯タンクの下から流れている
- 配管の継ぎ目から漏れている
- 排水口以外から水が出ている
カバーを外して内部へ触る必要はありません。離れた場所から写真や動画を撮り、修理担当者へ見せます。
H16は自分で解除して直せるのか
H16は、エラーを解除するだけでは直せません。コロナ公式は、給水ポンプの故障として点検または修理を案内しています。
リモコンの種類によっては、ボタン操作でエラー表示を消せます。ただし、表示を消す操作と、故障した部品を直す作業は別です。
一度消した後に沸き上げが始まっても、翌日またH16が出るなら、ポンプや関連部品に不具合が残っています。
エラー解除を繰り返さず修理を依頼する
H16が再表示された場合は、ブレーカーやリモコンの操作を繰り返さないでください。
何度も解除すると、表示が一時的に消えたことを「直った」と考えやすくなります。そのまま使い続けると、必要な量を沸かせず、入浴中に湯切れすることもあります。
修理を頼むまでの流れは次のとおりです。
- H16と型式を撮影する
- 水漏れと異音を確認する
- 取扱説明書で停止方法を確認する
- 販売店かコロナへ連絡する
- 使用してよい範囲を窓口へ確認する
解除後にH16が再び出た時点で、利用者による確認は終わりです。ポンプや配線の点検は、修理担当者へ任せます。
修理を依頼するまでお湯は使えるのか
残っているお湯を使えるかは、本体の状態と修理窓口の指示で判断します。H16の公式一覧には、残湯を使ってよいという案内はありません。
蛇口からお湯が出る場合でも、今から新しいお湯を沸かせるとは限りません。残湯表示が2目盛りしかない状態で、浴槽へ180L張ると、シャワー分が足りなくなる場合があります。
残っているお湯と本体の状態で判断する
水漏れ、異音、焦げたにおいがなく、窓口から使用してよいと案内された場合に限り、残湯を控えめに使います。
修理まで1日かかるなら、次の使い方が現実的です。
- 浴槽へのお湯はりを止める
- シャワー時間を短くする
- 台所では水を使う
- 家族が続けて入浴する
- 残湯表示を入浴前に確認する
貯湯タンクや配管から水が漏れている場合は、残湯があっても使用を止めます。焦げたにおいや煙がある場合は機器へ近づかず、取扱説明書と窓口の指示に従ってください。
コロナの修理受付は、電話では365日、24時間対応です。インターネットからも修理と点検を申し込めます。
H16の修理を依頼する方法
購入した販売店が分かるなら販売店へ、不明ならコロナサービスセンターへ連絡します。
設置工事をした販売店は、配管や電源を含む工事内容を把握している場合があります。住宅会社の保証へ入っている家庭では、先に住宅会社へ連絡してください。
型式と症状をそろえて連絡する
連絡時には、H16の表示だけでなく、実際に起きている症状も伝えます。
伝え方の例は次のとおりです。
- 昨夜からH16が出ている
- 沸き増しを押しても残湯量が増えない
- 台所では少量のお湯が出る
- 貯湯タンクの下に水漏れはない
- 設置から11年ほどたっている
「H16が出た」だけより、沸き上げの状態や水漏れの有無まで伝えたほうが、訪問前の確認が進みます。
コロナサービスセンターの電話受付は、固定電話向けの番号と、携帯電話向けの番号が分かれています。受付は365日、24時間です。最新の番号はコロナ公式の修理ページで確認してください。
保証書も確認します。コロナのメーカー保証は本体が購入から2年、コンプレッサーと熱交換器が3年、タンク缶体が5年です。5年、8年、10年の延長保証も用意されています。
修理と本体交換のどちらを選ぶべきか
使った年数が短く、給水ポンプ周辺の修理だけで戻るなら修理が基本です。10年以上使い、別のエラーや水漏れもある場合は、交換の見積もりも取ります。
H16の修理額は、ポンプだけを替えるのか、配線や制御部品も直すのかで変わります。コロナ公式のH16一覧では、一律の修理額は示されていません。
使用年数と修理費で判断する
修理と交換は、次の条件で比べます。
| 比較項目 | 修理が向く条件 | 交換も比べる条件 |
|---|---|---|
| 使った年数 | 5年から7年ほど | 10年以上 |
| 不具合 | H16だけ | 水漏れや別のエラーもある |
| 修理用部品 | 在庫がある | 入手に時間がかかる |
| 保証 | 保証の対象 | 保証が終わっている |
| 電気代 | 前年と大きく変わらない | 以前より上がっている |
これは判断の目安です。10年を超えたら必ず交換するという意味ではありません。
コロナのカタログでは、修理に使う部品の保有期間を、製造を終えてから10年としています。購入から10年ではない点に注意してください。古い機種では、部品がなく修理できない場合があります。
交換費と比べるときは、本体価格だけを見ないでください。
- 既存機器の撤去費
- 配管と電気の工事費
- 基礎の補修費
- 新しいリモコンの費用
- 工事と本体の保証
10年以上使い、H16のほかに水漏れや温度の乱れもあるなら、本体交換のほうが支出をまとめやすくなります。
まとめ:H16は給水ポンプの故障として修理を依頼する
コロナのエコキュートに出るH16は、給水ポンプの故障を示すエラーです。画面とCHPから始まる型式を写真に残し、販売店かコロナサービスセンターへ点検を頼みます。
リモコンで表示が消えても、故障したポンプが直ったとは判断できません。同じコードが再び出た場合は、解除やブレーカー操作を繰り返さないでください。
残っているお湯を使えるかは、水漏れや異音の有無を伝え、修理窓口へ確認します。異常がある場合は使用を止めます。
使ってから年数が浅く、ほかの不具合がなければ修理が基本です。10年以上使い、水漏れや別のエラーもある場合は、修理と本体交換の見積もりを同じ条件で比べてください。






