2026年7月27日
三菱エコキュートのエラーP37対処法!原因と買い替えの判断基準
三菱エコキュートの画面に「P37」が出たときは、まずフィルターの掃除やお湯の量を確認し、それでも直らなければ新しい機械への買い替えを考えるのが一番安心できる選択です。
このエラーはお風呂のお湯をぐるぐる回す機能のトラブルであり、簡単な掃除で直らない場合は機械の中のポンプという部品が寿命を迎えている可能性が高いからです。
たとえば、フィルターに髪の毛が詰まっているだけなら洗えばすぐにお湯が出ますが、10年使ってポンプが壊れているならいくら掃除をしてもエラーは消えません。とくに寒い時期に急にお風呂に入れなくなると、家族みんなが風邪を引いてしまう心配もありますよね。
この記事では、エラーP37が出たときに自分でできる正しい対処法を順番に詳しく解説します。まずは慌てずに、お風呂の掃除から始めてみましょう。
三菱エコキュートのエラーP37とは?お風呂が使えない原因
リモコンに「P37」という文字が出たときは、お風呂のお湯を温め直す機能にトラブルが起きている状態を表しています。
三菱のエコキュートが「お湯を吸い込んで機械に戻し、温めてからお風呂へ戻す」という作業の途中で、何かに邪魔されて流れが止まっているからです。
ジュースをストローで吸い上げようとしたとき、底に果肉が詰まって吸えなくなると苦しいですよね。エコキュートも同じように、どこかで水の流れが詰まったり、吸い上げる部品が壊れたりして苦しくなり、安全のためにストップしているわけです。
お風呂が使えなくなって焦る気持ちを落ち着かせ、どこで流れが止まっているのか原因を探す行動から始めましょう。
お湯を循環させるための部品がうまく動いていないサイン
このエラーは、ふろポンプや配管といった「お湯をぐるぐる回す(循環させる)」ための仕組みがうまく働いていないサインになります。
機械はお湯の流れをいつも監視しており、水が足りなかったりポンプの力が弱かったりすると、すぐに異常を感じ取る仕組みになっているからです。
お風呂の「追いだき(温め直し)」ボタンを押したのに、何分待ってもお湯が温かくならない経験を持った人は多いはずです。そのとき機械の中では、お湯を吸い込む力が足りずに空回りしてしまい、「これ以上動かすと危険だ」と判断して画面にP37を出して知らせています。
画面の数字を見たときは、お湯を吸い込む通り道に何か問題が起きていると判断して次の行動へ移ってください。
業者を呼ぶ前に!エラーP37が出たときの自分でできる対処法
修理の業者を呼んでお金を払う前に、まずは家にある道具を使って自分でできる3つの対処法を順番に試してみるのが賢いやり方です。
機械が完全に壊れたわけではなく、ただの汚れの詰まりや設定の間違いが原因でエラーが出ているケースもよくあるからです。
業者を呼んでみたら、実はお風呂のゴミを洗うだけで直る状態だったとします。それでも、家まで来てもらった出張のお金として数千円から1万円ほどを払わなければなりません。少しの手間をかけるだけで、この無駄な出費をゼロに抑えられます。
これから紹介するチェック項目を確認し、自分で直せる軽い症状なのか、プロの力が必要な重い症状なのかを見極めるようにしましょう。
お風呂のフィルターに詰まった汚れをブラシで掃除する
一番はじめに試すべき対処法は、浴槽の中にある丸い「循環(じゅんかん)フィルター」を外してきれいに洗うことです。
お湯を吸い込む入り口であるフィルターにゴミがたまっていると、水の通り道がふさがれて機械がエラーを出してしまうからです。
毎日お風呂に入っていると、髪の毛や見えないあか、あるいは入浴剤の成分がドロドロになってフィルターの裏側にこびりつきます。使い古した歯ブラシなどを使って、網の目に詰まった汚れを水でしっかり洗い流してあげてください。
フィルターを外してきれいになったら元通りに取り付け、もう一度お湯が出るかどうかを確認してみましょう。
浴槽に入っているお湯の量が足りているかを確かめる
フィルターがきれいな場合は、お風呂にたまっているお湯の量が少なすぎないかをチェックしてください。
お湯の量がフィルターの位置よりも下にあると、機械が空気を一緒に吸い込んでしまい、うまくお湯を回せなくなるからです。
フィルターの丸い部品全体がお湯の中にしっかり沈んでいないと、ストローで残り少ないジュースを吸うときのように「ズズズッ」と空気を吸う音が鳴ります。この状態だとエコキュートは「お湯がない」と判断して動くのをやめてしまいます。
もしお湯の量が足りないときは、フィルターから10センチくらい上までお湯か水を足してから、もう一度ボタンを押してみてください。
リモコンや外の本体スイッチを使ってエラーを解除する
掃除とお湯の量の確認が終わったら、最後にリモコンか本体のスイッチを操作してエラー画面をリセット(解除)します。
機械がエラーを記憶したままになっているため、一度コンピューターの頭の中を真っ白にしてあげないと動き出さないからです。
台所にあるリモコンの「時計合わせ」ボタンと「給湯温度を下げる」ボタンを同時に3秒以上長押しすると、音が鳴って画面が元に戻ります。もしリモコンで消えないときは、外にある大きなタンクのカバーを開け、「漏電しゃ断器(ろうでんしゃだんき)」というスイッチを一度下げて、1分待ってから上げ直してください。スマートフォンの電源を入れ直すのと同じ作業ですね。
リセット操作をして画面から「P37」が消えたら、お風呂のボタンを押していつも通り動くかテストを行いましょう。
対処しても三菱エコキュートのエラーP37が消えないときの対応
掃除やリセットを試してもP37のエラーが消えない場合は、機械の中にある部品が完全に壊れているサインだと判断してください。
外側のフィルターをきれいにしても動かないということは、見えない内側でお湯を引っ張るポンプそのものが動けなくなっているからです。
掃除機で例えると、吸い込み口のゴミを取り除いたのに、モーターが壊れていてまったくゴミを吸わないのと同じ状態です。いくら外側をきれいにしても、機械の心臓が止まっていればお湯を作ることは不可能です。
自分で直せる範囲を超えていると諦めて、次のステップである修理や買い替えの相談へ準備を進めましょう。
何度もリセットを繰り返して使い続けると危ない理由
エラーが消えないからといって、何度も解除ボタンを押して無理やり機械を動かそうとするのは絶対にやめましょう。
壊れたまま無理に動かすと機械に過剰な負担がかかり、熱いお湯が急に吹き出したり、部品がショートしたりする事故につながる恐れがあるからです。
骨が折れているのに無理やり痛み止めを飲んで走り続けたら、二度と歩けなくなってしまいますよね。エコキュートも悲鳴を上げている状態なので、無理にリセットを続けると周りの無事な部品まで巻き込んで壊してしまいます。
2回リセットしてもエラーが戻ってくるなら、それ以上はボタンを押さずに機械を休ませてあげるようにしてください。
修理を頼むか新しいエコキュートへ買い替えるかの判断基準
業者を呼んで修理するか、それとも新しい機械を買うか迷ったときは、「機械を使い始めてから何年経っているか」を基準に決めるのが一番の正解です。
エコキュートの部品の寿命はだいたい10年と言われており、この時期を過ぎると直してもすぐに他の場所が壊れやすくなるからです。
以下の表のように、使い続けている年数によって賢い選び方が変わります。
| 使っている年数 | 今の機械の状態 | おすすめの選び方 |
|---|---|---|
| 5年以内 | まだ新しくて元気 | メーカーに修理を頼む |
| 6年〜9年 | 少しずつ部品が傷む | 修理の値段を見てから考える |
| 10年以上 | 寿命を迎えている | 新しい機械へ買い替える |
買った時期を忘れてしまった場合は、まずは買ったときの保証書や本体に貼ってあるシールを見て、いつから使い始めたのかを確認してみましょう。
10年使った機械は直してもすぐに別の部品が壊れやすい
10年以上同じエコキュートを使っている場合は、無理に修理するよりも、思い切って新しい機械に変えるほうが結果的にお得になります。
ポンプを3万円払って直したとしても、数ヶ月後に今度はタンクが水漏れを起こして5万円かかり、修理代ばかりがどんどん膨らんでいくからです。
ボロボロになった古い自転車のタイヤを直した直後に、今度はチェーンが切れてしまったら、最初から新しい自転車を買っておけばよかったと後悔しますよね。10年経った機械は、あちこちの部品が同時に限界を迎えるタイミングなので、このような失敗がよく起こります。
修理の見積もりをもらったら、次に別の場所が壊れるリスクも計算に入れて、買い替えと比較してみてください。
最新の機械は使う電気が少なくなり毎月の支払いが安く済む
古い機械を捨てて最新のエコキュートに買い替えると、毎月の電気代が今までよりもグッと安く抑えられます。
最新の機械は空気の熱を集める力が進化しており、昔の機械よりも少ないエネルギーで素早くお湯を作れるからです。
10年前の機械はお湯を沸かすのに長い時間がかかり、無駄な電気を消費しています。最新の機械に変えれば、短い時間でお湯が沸くため、毎月の電気代の請求書を見たときに金額が下がっていて驚くはずです。とくに、家族でお風呂に入る機会が多い家庭ほど、そのお金の差は大きくなります。
目の前の修理代をケチって高い電気代を払い続けるよりも、新しい機械で毎月の生活費そのものを下げる道を選びましょう。
買い替えるときは毎日使うお湯の量に合うタンクの大きさを選ぼう
新しいエコキュートを買うときは、今の家族の人数にぴったり合うタンクのサイズを慎重に選ぶことが求められます。
小さすぎるとお湯が足りなくて昼間に高い電気代で沸かし直すことになり、大きすぎると余ったお湯を保温するためにお金がかかるからです。
たとえば、大阪などで暮らす、6歳と3歳のお子さんがいる4人家族を想像してみましょう。今は子どもが小さくてお湯をそこまで使いませんが、中学生や高校生になって部活から帰ってきたら、毎日シャワーを長く使いますよね。今は370リットルの小さなタンクで足りていても、数年後の成長を見越して、最初から460リットルの大きなタンクを選ぶほうがずっと安心です。
カタログの値段だけを見るのではなく、将来の家族の暮らしを想像してサイズを決めるようにしてください。
家族の人数に合わせたタンク容量の目安
選ぶときの目安として、以下の人数とタンクの大きさを参考にしてください。
お湯を使う量は、一緒に住む人数によってだいたい決まっているからです。
家族の人数に合わせた目安は、次のようなリストになります。
- 1人から2人暮らしの場合:320リットルほどの小さなサイズ
- 3人から4人暮らしの場合:370リットルほどの標準サイズ
- 5人以上の大家族の場合:460リットルから550リットルの大きなサイズ
このように、人数に合わせて選べばお風呂の途中でお湯がなくなる失敗を防げます。
業者に見積もりをもらうときは、今の人数だけでなく、数年後の子どもの成長も伝えて相談する行動をとりましょう。
まとめ:三菱エコキュートのエラーP37は簡単な対処後に買い替えを考えよう
三菱エコキュートの画面にP37が出たときは、まずお風呂のフィルター掃除を行い、それでもエラーが消えなければ寿命だと割り切って新しい機械へ買い替えるのが一番の解決策です。
このエラーはお湯を回すポンプの故障サインであり、10年以上使った機械を無理に直しても、すぐに別の場所が壊れる連鎖反応が起きやすいからです。
何度もリセットボタンを押して無理やり動かそうとすると、機械に限界以上の負担がかかり、熱湯が吹き出すなど本当に危険な事故につながる恐れを持っています。古い機械の修理に何万円も払うより、最新の省エネ機種に変えるほうが、毎月の電気代がグッと安くなり、結果的に家計のお金を守れます。新しい機械になれば、お湯がたまるスピードも速くなり、毎日のストレスもなくなります。
エラーがどうしても消えなくて困っているなら、今日はお風呂を諦めて機械を休ませ、明日すぐに信頼できる業者へ新しいエコキュートの相談を持ちかける行動へ移りましょう。







