2026年8月24日
ダイキンエコキュートのエラーコード一覧と正しい対処法を解説
ダイキンのエコキュートにエラーコードが出たら、表示された英数字と型番を写真に残してください。コードによって、凍結や断水の確認で戻る場合と、部品の点検が必要な場合があります。
水漏れや異音がある状態で、電源の入れ直しを何度も行うのは避けます。まず周囲の安全を確認し、ダイキンのエラーコード検索や取扱説明書に沿って対処してください。
同じコードが再び出るなら、コード、型番、症状を伝えて修理を頼みます。本体を10年前後使っている場合は、修理の費用と交換費も比べて判断しましょう。
ダイキンのエコキュートでエラーが出たときの初動
最初に行うのは、コードの記録と水漏れ、異音の確認です。原因を調べる前に電源を切ると、表示されたコードが消え、修理を頼む際に状況を伝えにくくなります。
ダイキンは、家庭用エコキュートに出たコードの原因と処置を調べられる検索ページを公開しています。2000年以降の対応機種が対象です。
確認する順番は次のとおりです。
- リモコンの画面を撮影する
- 貯湯タンクと室外機の型番を控える
- お湯が出るか確認する
- 水漏れや異音がないか見る
- コードが出た時刻を記録する
- 直前に停電や断水がなかったか調べる
型番は、貯湯タンクやヒートポンプユニットの側面にある銘板で確認します。雨や汚れで読みにくい場合は、スマートフォンで撮影して拡大すると確認しやすくなります。
エラーコードと型番を写真に残す
コードは、英字と数字を正確に記録してください。
「H54」と「H59」では、点検する部品が異なります。「740」と「750」も別の表示です。数字を一つ間違えると、対処法や修理の費用が変わります。
修理を頼むときは、次の情報をまとめます。
- 表示されたコード
- 貯湯タンクの型番
- ヒートポンプユニットの型番
- 設置した年
- お湯が出るか
- ふろ自動が使えるか
- 電源を入れ直した回数
エラー表示を消す前の写真があれば、電話や訪問時の説明が早く進みます。
複数のコードが交互に出る場合は、すべて撮影してください。基板や配線の不具合では、関連するコードが続けて出る場合があります。
水漏れや異音がある場合は使用を止める
水漏れや普段と違う異音がある場合は、リセットより点検を優先します。
ヒートポンプユニットの下がぬれていても、結露や霜取りで出た水なら正常な場合があります。一方、貯湯タンクの側面や配管の接続部から水が流れ続けている場合は、弁やポンプの不具合が考えられます。
ダイキンが示すタンクの水漏れ修理は、三方弁、混合弁、ふろ循環ポンプなどが交換の候補です。修理の目安は税込3万8,000円から6万9,000円と案内されています。
室外機のファンから異音が出る場合は、ファンやモーターの点検が必要です。ダイキンの修理目安は税込3万7,000円から5万2,000円です。
カバーを外し、回転しているファンや配線へ触れないでください。水漏れの場所と音が出る場所を離れた位置から撮影し、販売店かダイキンへ伝えます。
自分で確認できるエラーコードと対処法
凍結、積雪、断水が原因の表示は、周囲の状態が戻ると解消する場合があります。ただし、コードだけを見て故障ではないと決めず、公式の案内に書かれた手順だけを試してください。
気温が上がっても戻らない場合や、同じコードが再び出る場合は点検が必要です。
凍結や積雪が関係する場合
寒波の朝にE7が出た場合は、室外機のファンが雪や氷で動けなくなっている可能性があります。
ダイキンは、E7が出たときは電源を切らず、外気温が上がって雪や氷が自然に解けるのを待つよう案内しています。解凍後は、貯湯タンクのブレーカーを切り、約1分後に入れ直して表示を確認します。
室外機の吸い込み口や吹き出し口が雪でふさがると、お湯が沸きにくくなります。周囲の雪を取り除き、空気の通り道を確保してください。
室外機の内部へ手を入れたり、熱湯をかけたりするのは避けます。
配管の凍結では、HJ、FA、EC、C15、C16、E3、C45、C52、C55、C80、C81、U51、UFなどが出る可能性があります。ダイキンは、日中に気温が上がり、自然に解けるのを待つ方法を案内しています。
熱湯を配管へかけると、急な温度差で配管や給水栓が割れるおそれがあります。凍結が解けてもコードが残る場合は、説明書にある方法で一度だけリセットしてください。
断水や給水状態を確認する場合
蛇口から水もお湯も出ない場合は、地域の断水や住宅の元栓を確認します。
断水時にエコキュートへ泥水や空気が入ると、タンクや配管へ影響する場合があります。ダイキンは、断水中は給水止水栓を閉め、復旧後は水側の蛇口から泥水や空気が出なくなるまで流す手順を案内しています。
水が透明になった後に、エコキュートの給水止水栓を開けます。断水が原因でC45、C52、C55などが出た場合は、給水が戻ってからリセットします。
停電後にリモコンが消えている場合は、住宅の配線用ブレーカーと貯湯タンクの漏電しゃ断器を確認してください。漏電しゃ断器が再び切れる場合は、繰り返し入れずに点検を頼みます。
修理が必要になりやすいエラーコード一覧
基板、弁、センサー、ファンに関係するコードは、部品の点検や交換が必要になりやすい表示です。コードを消して一時的に動いても、再表示された場合は修理を頼んでください。
機種や故障の状態によって原因は変わります。次の表は、ダイキンが示す交換部品をもとにした点検先の目安です。
ヒートポンプ側の主なエラー
ヒートポンプユニットは、空気の熱を集めてお湯を沸かす室外機です。
| コード | 点検先の目安 | 修理の目安 |
|---|---|---|
| E1 | ヒートポンプ側の基板 | 4万9,000円から5万9,000円 |
| E7 | ファンモーター | 4万3,000円から4万8,000円 |
| J3 | 基板や温度センサー | 2万3,000円から5万9,000円 |
| L5 | 基板、圧縮機など | 4万9,000円から5万9,000円 |
| U4 | タンク側と室外機側の基板 | 4万9,000円から8万1,000円 |
L5では、圧縮機など冷媒に関わる部品の交換が必要になると、10万円を超える場合があります。
E7は積雪や凍結で出る場合もあります。雪や氷がない時期に繰り返す場合や、ファンから異音が出る場合は、モーターの点検を頼みます。
U4が繰り返し出る場合は、タンクと室外機の通信や基板を点検する段階です。
貯湯タンクとリモコン側の主なエラー
貯湯タンク側では、お湯の温度を調整する弁、センサー、基板、リモコンが点検先になります。
| コード | 点検先の目安 | 修理の目安 |
|---|---|---|
| C30 | タンク側の基板や温度センサー | 2万3,000円から6万5,000円 |
| C76 | タンク側の基板 | 5万円から6万4,000円 |
| H54 | 三方弁や基板 | 3万8,000円から6万8,000円 |
| H56 | お湯はり混合弁や基板 | 4万円から6万7,000円 |
| H59 | 給湯混合弁や基板 | 4万1,000円から6万7,000円 |
| H76 | 基板やリモコン | 5万円から10万4,000円 |
| H92 | 基板や温度センサー | 2万3,000円から6万5,000円 |
| 740 | 基板やリモコン | 7万3,000円から10万4,000円 |
| 750 | 基板やリモコン | 7万8,000円から10万9,000円 |
2012年から2016年ごろに作られた機種では、H76、740、750の修理で複数のリモコン交換が必要となり、10万円を超える可能性があります。
H56が出て浴槽へお湯を張れない場合でも、台所の給湯は使えることがあります。反対にH59では、蛇口から出るお湯の温度が安定しない場合があります。表示と同時に出た症状も記録してください。
エラーコードを解除するときの注意点
電源の入れ直しは、公式の案内に手順がある場合だけ行います。すべてのエラーをリセットで直せるわけではありません。
ブレーカーを何度も切り替えると、コードが消えても原因は残ります。漏電しゃ断器が作動した場合は、絶縁の点検前に再投入しないようダイキンも案内しています。
電源を入れ直せる条件と再表示時の対応
積雪によるE7など、公式の案内でリセット方法が示されている場合は、その手順に従います。
確認の流れは次のとおりです。
- 雪や凍結などの原因がなくなったか確認する
- 水漏れや異音がないか見る
- 指定された時間だけ電源を切る
- 電源を入れ、コードが消えたか確認する
- お湯が沸くか数時間確認する
同じコードが再表示されたら、2回目以降のリセットは避けて修理を頼みます。
コードが消えても、お湯が沸かない、異音が続く、残湯量が増えない場合は正常に戻っていません。表示だけでなく、実際の動作も確認してください。
ダイキンのエコキュートの修理費目安
ダイキンが示すエラー修理の目安は、2万円台から10万円を超える範囲です。故障した部品、設置場所、機種によって実際の金額は変わります。
掲載されている金額は、保証が終わった家庭向けの目安です。ダイキンへ直接頼む出張修理では、出張料、点検を含む技術料、部品代が含まれます。修理を行わなかった場合でも、訪問後は出張料と点検費が発生します。
エラー別の修理費と保証を確認する
保証書と販売店の延長保証を先に確認してください。
ダイキンのメーカー保証は、本体が購入から1年、ヒートポンプの冷媒系統が3年、タンク缶体が5年です。販売店や住宅会社の延長保証は、依頼先や手続きが異なります。
修理前に確認する項目は次のとおりです。
- メーカー保証が残っているか
- 販売店の延長保証があるか
- 出張料と点検費を含むか
- 部品を取り寄せる日数
- 修理をしない場合の費用
- 同じ部分の修理保証があるか
見積もりで6万円と言われても、基板交換だけで済むのか、弁やリモコンも替えるのかで内容は違います。金額だけでなく、交換する部品と作業内容を確認してください。
修理と本体交換のどちらを選ぶべきか
設置から年数が浅く、修理が数万円で済むなら修理が基本です。10年以上使い、修理が10万円前後になるなら交換費も比べます。
たとえば、設置から5年でE7が出て、ファンモーター交換が4万円台なら、修理が合います。本体のほかの機能が正常なら、交換を急ぐ理由はありません。
使った年数と修理費で判断する
設置から12年でH76や750が出て、修理が10万円前後になる場合は、本体交換の見積もりも取ります。
判断材料は次のとおりです。
| 条件 | 修理が向く | 交換が向く |
|---|---|---|
| 使った年数 | 7年未満 | 10年以上 |
| 修理の費用 | 5万円前後まで | 10万円前後 |
| エラーの回数 | 今回が初めて | 複数回出ている |
| 水漏れ | ない | 同時に起きている |
| 部品 | 入手できる | 在庫がない |
| 電気代 | 変化がない | 前より高い |
上の数字は判断の一例です。7年を超えたら必ず交換、10万円未満なら必ず修理という意味ではありません。
ダイキンも、長く使った製品では部品の保有が終わり、修理できない場合があると案内しています。
10年以上使い、基板、リモコン、水漏れの不具合が重なっているなら、交換を選ぶほうが支出を整理しやすくなります。
見積もりでは、新しい本体の価格だけでなく、既存機の撤去、配管、電気、基礎の工事費まで含めて比べてください。
まとめ:コードと型番を控えて再表示なら修理を頼む
ダイキンのエコキュートにエラーコードが出たら、最初にコードと型番を写真に残します。水漏れや異音がある場合は、電源の入れ直しより点検を優先してください。
寒波の朝にE7や凍結に関わるコードが出た場合は、雪や氷が自然に解けるのを待ちます。断水後は、水側の蛇口から泥水や空気を出してから給水止水栓を開けます。
基板、弁、センサー、リモコンに関わる表示は、修理が必要になりやすいコードです。公式の手順で一度リセットしても再表示されたら、操作を繰り返さず修理を頼みます。
使ってから年数が浅く、修理が数万円なら修理が基本です。10年以上使い、修理が10万円前後になる場合や、複数の不具合がある場合は、本体交換の見積もりも取ってください。







